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先月、大阪の地下鉄で会社員の男性が男と女の２人組に痴漢にでっち上げられる事件がありました。男性は、当時を振り返って「悔しかった」と、涙ながらに語りました。
大阪府堺市の会社員、国分和生さんは先月、地下鉄御堂筋線で女性の尻を触ったとして現行犯逮捕されました。しかし、国分さんには全く身に覚えのないことでした。
「女性はちょっとおかしいなぁと。なんか自分からよろけてきて『触りましたよね』と、それはないやろと。『今、触りましたよね』と男性が言ってきましたので、これは瞬時に私の直感で、これはグルではめられたとちゃうんかなと」（痴漢に仕立てられた国分和生さん）
警察で厳しい取り調べを受けたという国分さん。２２時間後に釈放されましたが、疑いが晴れたわけではありませんでした。
ところが、事件から６日後、痴漢被害を訴えていた女（３１）が、交際していた大学生の蒔田文幸容疑者（２４）から「示談金目的で犯行を持ちかけられた」と出頭してきたのです。蒔田容疑者は虚偽告訴の疑いで逮捕され、ようやく無実が証明されました。
「悔しかったですわ。犯罪者ですからね。自分の胸の苦しみは癒えませんでした」（痴漢に仕立てられた国分和生さん）
国分さんは、２人にはしっかり罪を償ってほしいと話しています。（13日18:04）
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