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今週末、大阪で開かれるＧ８・先進国財務大臣会合を前に、アメリカのマコーミック財務次官は「原油価格の高騰について中長期的な需要と供給に焦点をあてて議論すべきだ」との認識を示しました。
「（原油価格の高騰は）需要と供給の問題が大きな原因であり、通貨や投機やその他の要因は小さな役割しか果たしていないと我々は考えています」（マコーミック財務次官）
Ｇ８財務大臣会合を前に、１０日に記者会見したマコーミック財務次官は、原油価格の高騰が会議の主要議題になるとの見通しを示した上で、会議では「供給と需要に影響を与える中長期的な政策に焦点をあてることになるだろう」と述べました。その上で、ドル安や巨額の投機資金の流入が原油高を招いたとの批判に対しては、「小さな役割しか果たしていない」との認識を示しました。
一方、地球温暖化対策としてアメリカが提唱した国際的な「環境技術基金」について、全体で１００億ドル、およそ１兆円の規模を目指しているとした上で、まだ拠出を表明していない日本、イギリス以外の国々が拠出を表明することに期待感を示しました。（11日05:59）
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