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アメリカのＦＲＢ＝連邦準備制度理事会のバーナンキ議長は、２４日、議会で証言し、金融危機によって、今年後半、アメリカ経済が大きく減速するという見通しを示しました。
「今年の後半、（アメリカの）実質ＧＤＰは、潜在成長率をかなり下回るペースになりそうです」（ＦＲＢ、バーナンキ議長）
アメリカの中央銀行であるＦＲＢのバーナンキ議長は２４日、上下両院経済合同委員会でこのように、今年後半のアメリカの経済成長率が３％程度とされる潜在成長率を大きく下回るとの見通しを示しました。
その上で、議長は、「このところの金融市場で大きくなった混乱が経済成長にさらに大きな打撃を与える可能性があり、下振れリスクはかなり大きい」と、マイナス成長に陥る可能性も示唆しました。
さらに、バーナンキ議長は、「議会には金融市場の安定させることが緊急に求められている」と述べ、不良債権買い取りのための７０００億ドルの公的資金投入法案を早期に可決するよう議会に求めました。
一方、インフレについては、ここ１か月ほどの原油価格の下落にもかかわらず、「上振れリスクが依然高い」として、金融政策には中立の立場で臨む考えを明らかにしました。（25日06:15）
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