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沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題で、名護市辺野古に滑走路を１本だけ建設するという日本政府の案に対し、アメリカ側が「騒音問題」などを理由に事実上拒否する意向を伝えていることがＪＮＮの取材で新たに分かりました。
普天間基地の移設を巡って専門家レベルでの協議を進めてきた日米両政府は、名護市辺野古に「Ｖ字型に滑走路を２本建設する案」と「１本だけ建設する案」を、今月３０日をめどに公表する方針を固めました。
このうち、日本側が推す「滑走路を１本だけ建設する」という案に対し、アメリカ側が「住宅地での騒音問題が発生する」と拒否する意向を伝えていることが、ＪＮＮの取材で新たに分かりました。
アメリカ側は滑走路を１本だけにした場合、ヘリなど軍用機が辺野古の南西２７キロにある勝連半島の上空を通過することから、騒音問題を理由に反対しているということです。
２つの案のうち１つがアメリカ政府に拒否されたことで、残された選択肢はより埋め立て面積が大きくなるＶ字型滑走路だけとなり、３０日の複数案の公表は形だけのものとなります。（12日10:59）
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