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三重県御浜町沖のフェリー横転事故から１週間。現場では船体から重油を抜き取る作業が続く一方、漁業への影響も深刻になっています。
三重県御浜町の現場では、事故発生から１週間がたった今も、座礁したフェリー「ありあけ」は、その巨大な船体を横倒しにしたまま無残な姿をさらしています。
海岸で横倒しになったフェリーには、サルベージ会社の船が横付けされ、２０日も燃料タンクに残った重油を抜き取る作業が行われています。
一方、現場付近を漁場にしている紀南漁協は本来なら今が伊勢エビ漁の最盛期ですが、先週の事故以来すべての漁を見合わせていて、港はひっそりと静まりかえっています。
「一番、今が稼ぎ時。どの時期に再開できるか、考えても想定は不可能」（紀南漁協佐田美知夫組合長）
横転したフェリーを引き起こして移動させるか、それとも現場で解体するかどうかもまだ結論が出ておらず、漁業関係者は不安を募らせています。（20日12:44）
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