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国際的な原油価格の高騰を受け、アメリカ、日本など主要石油消費国が石油備蓄６０００万バレルを一斉に市場に放出することになりました。
ＩＥＡ＝国際エネルギー機関は２３日、加盟国が持っている戦略石油備蓄を１日あたり２００万バレル・３０日間、合計６０００万バレルを一斉に放出することを決定しました。
石油備蓄の放出は２００５年のハリケーン・カトリーナ被害以来６年ぶりのことで、今回、全体の半分の３０００万バレルを放出するアメリカのチュー・エネルギー長官は「必要であれば追加措置をとる用意がある」と明らかにしました。
リビアなど中東情勢の混乱を受けた原油価格の高騰は世界的に景気回復の足かせになってきており、ＯＰＥＣ＝石油輸出国機構が先日の総会で増産見送りを決めたことから、消費国側が備蓄の放出を決めたものです。（24日03:57）
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