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海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船の衝突事故で、衝突の１２分前に「あたご」の見張り員が、漁船「清徳丸」の灯火を認識していたと証言している事がわかりました。
「４時５分の段階以前に、３時５５分の時点で、少なくともあたご側は清徳丸と思われる灯火を視認していた事実が情報として入った。（衝突）寸前まで自動操舵にしていたというのは、結果として事実」（海上自衛隊、河野克俊防衛部長）
防衛省が公表した報告書では、「衝突１２分前の午前３時５５分に、護衛艦あたごの見張り員は清徳丸の灯火を視認したと思われる」としています。
防衛省では１９日、見張り員は衝突２分前にあかりを見つけ、その１分後にそれを漁船と確認したと説明していましたが、２０日の報告書では、その１０分前には清徳丸の存在に気づいていた見張り員がいた事になります。
また、海上自衛隊では、「あたご」が衝突直前に回避行動を始めるまで自動操縦を続けていた事を明らかにした上で、見張りの情報がどのように「あたご」の回避行動にいかされたかはわからないとしています。
また、レーダーの監視要員が「清徳丸」を見つけていたかどうかについても、わからないと話しています。（20日23:59）
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