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３年前、神戸の質店で経営者を殺害し、現金を奪ったとして、強盗殺人の罪に問われた男性に、神戸地方裁判所は無罪を言い渡しました。
２００５年１０月。神戸市中央区の質店で経営者の中島實さん（当時６６）が頭を殴られて死亡し、現金およそ１万円が奪われました。店内で見つかった指紋や、「現場を立ち去る姿を見た」という目撃証言などから、神戸市灘区の電気工、緒方秀彦被告（４９）が、強盗殺人の罪で起訴されました。
緒方被告は、一貫して否認していましたが、検察側は、無期懲役を求刑していました。
３０日の判決で神戸地裁は、「『被害者から防犯カメラの設置について相談されただけだ』という被告の供述を退けることは出来ない。目撃証言の信用性にも疑問が残る」として、無罪を言い渡しました。
神戸地検は「意外な判決。控訴について協議する」としています。(01日09:46)
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