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アメリカのブッシュ大統領は、ウクライナでユーシェンコ大統領と会談し、ＮＡＴＯ＝北大西洋条約機構の加盟について可能な限り支援をしていくと表明しました。
「ウクライナはＮＡＴＯに加わるため、加盟国と深く協調していこうとしている。これは勇気ある決意で、アメリカは強く支持する」（ブッシュ大統領）
会談終了後の記者会見でブッシュ大統領はこのように述べ、ウクライナのＮＡＴＯ加盟を推進する現政権を強力に後押ししていく考えを示しました。
ＮＡＴＯは２日からルーマニアで首脳会議を開き、アルバニアなどの加盟承認問題を協議しますが、ブッシュ大統領の後押しで、ウクライナの加盟に向けた行動計画についても議題に上ることになります。
しかし、ウクライナ国民の半数以上はＮＡＴＯへの加盟に反対と言われます。キエフの中心部ではこれに反対する市民数千人が集会を続けており、ブッシュ大統領の人形をアメリカ大使館前で燃やすなど激しい反対行動に出ました。
６日に行われる米ロの首脳会談にどのような影響が出るのか、ウクライナのＮＡＴＯ加盟問題はヨーロッパの新たな火種となりかねません。（02日05:48）
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