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ブッシュ大統領の最初の訪問地イスラエルでは、武装勢力による攻撃が相次いでおり、厳戒態勢が敷かれています。
ＣＩＡ職員２５０人、そして１５０人もの安全保障の責任者。さらに爆薬探知犬１５班を投入。これは８日、イスラエルの新聞に掲載されたブッシュ大統領訪問の陣容です。
大量のＣＩＡ職員などを投入した、このものものしい体制の背景には、訪問先を取り巻く厳しい現状があります。ブッシュ大統領訪問の直前、イスラエルの街をロケット弾が襲いました。これがそのロケットの着弾の跡です。
「３発のロケット弾が飛んできました。明らかにブッシュ大統領の訪問にあわせたものです」（地元の治安責任者）
訪問前日のこの日、レバノン国境を越えた３発のロケット弾がイスラエルに着弾。ガザからのロケット攻撃も激化する中、６日には、国際テロ組織アルカイダのメンバーが「ブッシュを爆弾で迎えよ」などとする声明を出しているのです。
就任後、初めてのイスラエル・パレスチナの訪問。今年末までの中東和平締結に向けた「足がかりにしたい」というブッシュ大統領ですが、現地は、こうした思惑とはかけ離れた雰囲気が支配しています。（09日08:43）
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