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大阪市平野区在住の英語講師、トーマス・カンサさん(60)が、宮城県石巻市の被災地に3月下旬と4月下旬、ボランティアに訪れ、商店街の復興に尽力した。南アフリカ出身で、23歳までアパルトヘイト(人種隔離政策)の社会で過ごしたトーマスさん。石巻では「人種も国境も関係ない」と津波被害を受けた商店街を回り、合言葉は「元気な挨拶(あいさつ)で未来が見える!」。今後も復興を見守っていくつもりだ。 トーマスさんは84年に来日。95年の阪神大震災では炊き出しや物資運搬などのボランティアに参加した。そして3月11日。堺市内で英語を教えているさなかに、大きな揺れを感じた。テレビには津波にのみ込まれる町が映し出されていた。 石巻市の中央地区にある商店街。江戸時代から続く「かめ七呉服店」(米倉純一店長)は、商品の着物はすべて水浸しになった。被害額は数千万円にのぼる。トーマスさんは床板をはがして泥をかき出し、畳を運んだ。店主は「遠慮しないで、どんどん頼んで」と声を掛けられたことが、一番うれしかったという。 喫茶店経営の須藤哲也さん(66)。素手でヘドロをかき出すトーマスさんの姿に心を打たれた。気持ちが焦っていた須藤さんに「一つ一つ、やっていきましょう」と言ってくれたことを覚えている。津波で壊れたシャッターには、トーマスさんが考えた合言葉が、今も張ってある。須藤さんの喫茶店「コーヒー館」は、6月上旬の再開を目指す。トーマスさんの「合言葉」は商店街の各店舗に掲げられている。 「今、自分にできることをやっただけです」。次に石巻市に行く時には、再開した商店街の店舗で食事や買い物をして、街に活気を取り戻す手伝いをするつもりだ。【矢島弓枝】 实用单词解析: ◆隔離 (かくり): ◆素手 (すで): ◆活気 (かっき): 以上是日本留学网https://riben.liuxue86.com/exam/日语组小编整理的2011年06月日语能力测试的《『日语阅读』新闻:南ア出身の英語講師、商店街復興に尽力》文章,恭祝大家考试顺利通过!
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