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朝鮮総連中央本部の土地・建物の取引をめぐり、東京地検特捜部は１３日、代金を支払わないまま所有権の移転登記をしたとして、公安調査庁の元長官の自宅などを家宅捜索しました。
公正証書原本不実記載の疑いで特捜部の家宅捜索を受けたのは、弁護士で元公安調査庁長官の緒方重威氏（７３）の自宅と事務所です。
関係者によりますと、緒方元長官が代表取締役を務める投資顧問会社は、朝鮮総連中央本部の土地と建物を３５億円で売買する契約を総連側と結んでいましたが、この取引をめぐり、代金を支払わないまま所有権の移転登記をした疑いが持たれています。
特捜部は総連側との取引が発覚した１２日、緒方元長官に任意で事情聴取をしていました。
突然の捜索に、緒方元長官は１４日未明、「実にびっくり仰天。捜査には取引を失敗させようとする意図が感じられる」とコメントしています。（14日02:56）
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