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麻生総理の解散宣言を機に混乱が続く自民党の情勢です。各派閥幹部が、党内の意見を聞く場を設定するよう執行部に求める事で一致する一方、反麻生勢力も攻勢を強める構えです。
週明けの解散の期日が迫る中、麻生総理に退陣を求める勢力は最後の攻勢に乗り出し、「麻生降ろし」を巡る攻防は、いよいよ大きなヤマ場を迎えています。
「（両院議員総会の署名集めは）何とかいけるんじゃないかと思いますけど。事務総長会議でどういう決定になるかが大きいポイント」（自民党・加藤紘一元幹事長）
反麻生の急先鋒、中川元幹事長らと両院議員総会の開催に必要な賛同者集めに乗り出した加藤元幹事長は、１５日朝の自民党各派閥の事務総長らが集まった会合での結論が、両院議員総会の開催を左右するとの見通しを示しました。
「両院の議員を集めて意見を聞くなり、また幹部の考え方を聞く場を設けていただけないだろうかと」（自民党（高村派）・村上誠一郎事務総長）
「両院議員総会そのもの、あるいはそれに代わる会合の場か、それは幹事長にお決めいただくことになると思いますが」（自民党（津島派）・船田元事務総長）
一方、その事務総長会議では、東京都議選の敗北の総括などを行う場を今週中に設けるべきだとした内容の申し入れを細田幹事長に行いました。しかし、申し入れでは、総括の場として必ずしも両院議員総会にこだわっておらず、執行部が判断すべきものとしています。
このため、反麻生勢力がこの提案に応じる可能性は少なく、加藤氏らは、両院議員総会の開催に必要な所属国会議員の３分の１に当たる１２８人の賛同者を集めるための多数派工作を強めることになりそうです。（15日11:30）
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