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奈良県で自宅に放火し、母親ら３人を死亡させた少年の供述調書をジャーナリストに見せたとして、秘密漏示の罪に問われている医師に対して、大阪高等裁判所は、１審どおり有罪判決を言い渡しました。
判決によりますと、精神科医の崎浜盛三被告（５１）は、３年前、奈良県田原本町で自宅に放火し、母親ら３人を死亡させた少年の精神鑑定を裁判所から依頼され、供述調書などをフリージャーナリストの草薙厚子さんに見せました。
１審で有罪判決を受けた崎浜被告は、「少年の広汎性発達障害について正しく理解してもらう必要があった」と無罪を主張、控訴していました。
１７日の判決で大阪高裁は、「個人的な見解を公に報道するために秘密を漏らす行為が、少年の利益になるとはとても言えない」として、１審どおり懲役４か月・執行猶予３年を言い渡しました。（17日11:40）
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