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大手建設コンサルタント会社・ＰＣＩが、ベトナムの地方政府高官に多額の賄賂を渡した事件で、東京地検特捜部は前の社長ら４人と法人としてのＰＣＩを、不正競争防止法違反の罪で起訴しました。
不正競争防止法の外国公務員への贈賄の罪で起訴されたのは、ＰＣＩの前社長・多賀正義被告（６２）ら４人と法人としてのＰＣＩです。
起訴状などによりますと、多賀被告らはベトナム・ホーチミン市での高速道路建設の事業を受注した謝礼として、２００３年と２００６年に現地地方政府の高官に現金８２万ドル、およそ９０００万円の賄賂を渡した罪に問われています。
ＰＣＩ関係者によりますと、ＰＣＩはこの高速道路の事業を３０億円余りで受注し、その１割にあたる３億円程度の賄賂を渡した疑いがあるということですが、今回、特捜部は証拠がはっきりしている９０００万円に絞って起訴したということです。
海外での贈賄行為が罪に問われたのは初めてです。（25日22:19）
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