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結婚していない日本人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれ、その後に認知された子供１０人が日本国籍を求めた裁判で、きょう午後、最高裁大法廷で判決が言い渡されます。
この裁判は、結婚していない日本人の父親とフィリピン人の母親の間に生まれた子供、いわゆる「婚外子」１０人が両親が結婚しているかどうかで国籍を取れたり、取れなかったりするのは、法の下の平等を保障した憲法１４条に反するなどと訴えているものです。
母親が外国人で父親が日本人の場合、国籍法では２人が結婚している事が子供に日本国籍を認める条件と規定されています。一審では国籍法の規定は違憲として、原告側の訴えを認めましたが、二審では憲法判断は示さずに原告側の訴えを退けました。
きょうの判決は、裁判官１５人が参加する最高裁大法廷で午後３時に言い渡され、最高裁が国籍法をめぐって、初めての憲法判断を下すか注目されます。（04日00:56）
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